「薪がなかなか割れない!」
「どうすれば簡単に薪割りができる?」
このように悩んでいる人は多いかもしれません。
薪割りが上手くできないのはキャンプする人が誰しもが通る道です。
僕もソロキャンプを始めたばかりの頃は薪割りが上手くできずに困っていましたが、試行錯誤をして今では簡単に薪割りができるようになりました。
コツはクサビを使うことです。
この記事では、薪割りが上手くできない人に向けて、薪が割れない原因や割るためのコツをお伝えします。
また、安全・簡単に薪割りができるクサビについても解説しています。
薪が割れない6つの原因
多くのキャンパーを悩ます「薪が割れない問題」。ここではその原因についてお伝えします。
薪が広葉樹
薪が広葉樹の場合は硬くて薪割りにするのにかなり苦労するかもしれません。
薪に使われている木は主に広葉樹と針葉樹の2種類があります。
それぞれの特徴は以下になります。
薪の種類 | 木の名前 | メリット | デメリット |
広葉樹 | ナラ、クヌギ、アカシアなど | 長時間燃える | 木が硬く薪割りしにくい |
針葉樹 | スギ、マツ、ヒノキなど | 木が柔らかく薪割りしやすい 火が点きやすい | すぐ燃え尽きる |
実物の写真はこちらです。
色味が違いますね。
広葉樹は長く燃える分、木が硬く薪割りしにくいです。
そのため、ナイフや小さい斧では薪が割れないことはよくあります。
広葉樹を割る時はいつも苦労しています。
薪に節がある
節は枝の残りの部分ですが、薪割りにするときに節の部分に引っかかると薪が割れにくくなります。
【薪割りあるある】
— こーせい (@hoshi__camp) October 22, 2023
薪に節があると割れなくて困る😅 pic.twitter.com/5wRY02saZg
こんな感じで途中で止まってしまうことよくありませんか?
こうなると、1回ナイフを取り出さなければいけないので大変ですよね。
長い斧であれば、そのまま勢いで薪割りできそうですけど、ナイフだと厳しいです。
薪が乾燥していない
薪はしっかりと乾燥していると薪割りがしやすくなります。
逆に乾燥しきっていない薪を使う場合は薪が割れにくい場合があります。
乾燥していない薪は木の繊維の力がまだ強く、水分も含んでいて重いので、割りづらい
そのため、薪割りをする時はできるだけ薪を乾燥させるようにしましょう。
キャンプ場ですぐにできる薪を乾燥させる方法は下で解説しますね。
地面が柔らかい
薪割りするときに地面が柔らかいと薪割りの衝撃が下に逃げてしまうので、薪が割れづらくなります。
薪割りするときに地面が柔らかいと薪が割れづらくなるよな〜 pic.twitter.com/UtcvqY1mrR
— こーせい (@hoshi__camp) October 22, 2023
特に芝生のような地面で薪割りをすると大変かも知れませんね。
薪割り用の道具を使っていない
薪割り用の道具を使っていないと薪割りは上手くできないこと多いです。
例えば、
「バトニング用のナイフを使っていない」や「安物のの斧や鉈を使っている」です。
薪割りをする場合は高品質の薪割り用のナイフや斧を使いましょう!
力が足りない
そもそも薪割りにはある程度のパワーが必要です。
力が弱いと薪割りは大変になると思います。
特に太く、長い薪は専用の斧を使っても力が足りないと薪をうまく割れないこともあります。
安全にする必要がありますが、薪割りは力が必要なことも覚えてもおきましょう!
僕も薪割りで次の日筋肉痛になることもあります…
薪が割れないときの対策と薪割りのコツ
薪が割れない原因について分かったと思います。それでは、薪が割れないときの具体的な対策をお伝えします。
薪をできるだけ乾燥させる
先ほども説明しましたが、薪の乾燥が足りないと薪が割れづらいです。
そのため、キャンプで使う薪はできるだけ乾燥させるようにしましょう。
「それじゃ具体的にどうやってキャンプ場でどうやって乾燥させるの?」と思うかもしれません。
その方法はこちらになります。
- 薪スタンドを使って地面に直接つけないようにする
- 風通しのいいところに置く
- 焚き火の近くに置く
これを実践すれば、キャンプ場で少しでも薪を乾燥させることができます。
乾燥させることで、薪割りがしやすくなります。
ちなみに薪スタンドは以下のような薪を置いておく物ですね。
薪スタンドがあると、おしゃれでかっこよく、乾燥もできるので焚き火をする人には必須かもしれませんね。
太い薪は端から割っていく
太い薪を真ん中から真っ二つに割るのは刃の長さとパワーが必要でかなり大変です。
大きい斧があれば、真っ二つに割ることは可能ですが、ナイフなどの小さい薪割り道具では難しい可能性が高いと思います。
そのため、太い薪は端から割っていくことをおすすめします。その方が簡単に割ることができます。
具体的に解説すると、以下のように真ん中から割るのではなく、端の方が割りやすいです。
クサビを使う
簡単に薪割りをしたい人に1番おすすめなのが、クサビを使うことです。
とても安全で簡単に薪割りができるので、女性や子供にもぜひ使ってほしいです。
僕が使っているのは地面に置くタイプの物です。
実際に使ってみても簡単に薪が割れます。
薪割りにクサビあったら、簡単に薪が割れて便利すぎる!
— こーせい (@hoshi__camp) October 23, 2023
コンパクトで安全なのでぜひ使ってほしい🪵🪓 pic.twitter.com/zWmdmUBTR2
クサビについては本当におすすめなので、後で詳しく解説しますね。
薪割り台を使う
薪割りをする地面が柔らかい場合は薪割り台を使ってみてください。
力が薪にしっかりと伝わり、薪割りがしやすくなります。
僕が使っているのはこんな丸太を切って加工した物ですね。
薪割り台を使うと本当に薪割りがしやすくなるのでおすすめです。
メルカリで『薪割り台』と調べるといい感じの薪割り台が出てくるので、そこで買ってもいいかもしれません。
斧を使う
やっぱり薪割りは「斧」を使うと効率的に割ることができます。
斧はヘッドの部分が重く、刃がでかいのでバトニングナイフよりも薪が割りやすいです。
太く、硬い薪を割る場合は斧を使ってみてもいいかもしれません。
斧を使ってみたい人はこの「ハスクバーナ」の斧が使いやすく、評判も良くて間違いありませんね。
ハスクバーナの使い心地が気になる人はこちらの記事で詳しく解説しています。
ただし、斧には注意点もあります。
周りに人がいない場所で、おおきく振りかぶって割らないようにしてください。
クサビを使うと簡単&安全に薪割りができる!
先ほどもお伝えしましたが、薪割りに苦労している人はクサビを使うと簡単&安全に薪割りができます!
のでとてもおすすめです。
薪割りでクサビを使うメリット
薪割りをクサビでメリットはたくさんあります。
- 広葉樹でも問題なく割れる
- 簡単に割れる
- 刃がないので安全に割れる
- 持ち運び簡単
僕が使っているクサビでは、硬い広葉樹の薪であっても問題なく割ることができます。
それに、刃の部分がないので手で触っても大丈夫なので安全です。女性や子供でも安心!!
やり方も簡単で、クサビの上から薪をハンマーで叩けば割ることができます。
薪割りにクサビを使うと簡単で、安全だからかなりおすすめ🌲🌲 pic.twitter.com/BBPj8nT21k
— こーせい (@hoshi__camp) February 13, 2024
薪割りする人は1個クサビを持っておいてもいいかもですね。
おすすめのクサビ
「クサビを使ってみたいけどどれを使えばいいかわらない」となった人はいませんか?
最後におすすめのクサビを3つご紹介します!
CARBABY 薪割りクサビ
こちらは先ほどから何度も登場している僕が使っているクサビです。
地面に置くタイプのクサビで、とてもコンパクトで安全に薪割りができます。
正直、薪割りする人は絶対に使ってほしいクサビです。薪割りに苦労している人は絶対に買ってよかったと思うとはずです。
薪割りはクサビを使うのがおすすめ!
— こーせい (@hoshi__camp) October 23, 2023
やり方はクサビを置いて、ハンマーで薪を叩くだけ🔨😙 pic.twitter.com/cb87b439Vf
値段も数千円で買えない金額ではないですね。
KBER クサビ ダイヤモンドウェッジ
こちらのクサビもおすすめで、先ほどのクサビとは違い、木に打ち込むタイプになります。
打ち込みの部分の面積が大きいので、初心者の方でも簡単に薪を割れます。
このクサビは割と大きく、大きな薪を割るときに使うのがおすすめです。
尾張の大うつけ
高品質のクサビを使いたい人にはこの「尾張の大うつけ」がおすすめ。
愛知県の名工が1つ1つ手作りで作ったクサビであり、品質は間違いなしです。
それに見た目もかっこいいですね。
ちょっとお値段はしますが、1個持っておくと「お、この人できるな」とキャンプ場で一目置かれるかもしれませんね。
公式サイトもあるので、気になる人はチェックしてください。
まとめ
キャンプをする人には薪が割れない問題はよく起こるのではないでしょうか。
薪が割れない原因は主に以下になります。
- 薪が広葉樹
- 薪に節がある
- 薪が乾燥していない
- 地面が柔らかい
- 薪割り用の道具を使っていない
- 力が足りない
そして気になる薪を割るコツは次になります。
- 薪をできるだけ乾燥させる
- 太い薪は端から割っていく
- クサビを使う
- 薪割り台を使う
- 斧を使う
この中でもクサビを使うのは本当におすすめなので、ぜひ試してください。